ハノイ旧市街はホアンキエム湖から徒歩で行ける観光エリアで、この地がタンロンと呼ばれていた19世紀初頭まで、旧市街は市内最大の商業区として活気に満ちていました。その旧市街も現在は旅行者が行き交う観光地として代わり、古き町並みが残る一方、旅行者向けのホテルやレストラン、スパ、カフェなども建つようになりました。
今回紹介する「ラシエスタホテル＆スパ」は、旧市街全域に複数店舗展開するグループ会社。単なるホテル利用だけではなく、レストランやスパなど、宿泊者以外の利用も人気の施設が充実しています。
エレガンスホスピタリティグループの一員
旧市街の町角にて今回紹介する「ラシエスタホテル＆スパ」は、ハノイ旧市街に複数のホテルを展開するエレガンスホスピタリティグループの一員。ハノイ旧市街に3つのラシエスタホテルと3つのエレガンスホテルを展開する、国内では比較的大規模のホテルチェーン。ホテルコンセプト柄、「ブティックホテル」というくくりのため星はありませんが、ファシリティサービスや規模などは4つ星に相当するとのこと。
接客レベルはトップクラスのブティックホテル
白亜の建物が象徴的のラシエスタホテルまずはホテルとしての利用。先ほど説明したように、ホテルは星はありませんが、4つ星に相当するサービスとなります。客室はウッド調の落ち着きある雰囲気で、派手さを抑えた空間は、古き良き時代が残る旧市街の町に絶妙に溶け込んでいます。
ⒸLa Siesta Hotelしかし、滞在中"古い"と感じることは一切なく、部屋の隅々まで清潔に保たれているのも、ラシエスタホテルならでは。さらに目を見張るのが、ホテルスタッフの接客レベルの高さ。5つ星となんら遜色はないホスピタリティを宿泊者は体験することができます。
旅行者に大人気のレストラン
ホテル内レストラン「Red Bean Central Restaurant」ラシエスタホテル直営のレストラン「レッドビーン」。また、エレガンスホテル直営のレストラン「グルメコーナー」は、いずれも高級感たっぷりのベトナム料理とフレンチが融合したレストラン。予算はお1人5000円程度と少し高めの設定ですが、それに見合う価値ある時間を過ごすことができます。
一流ホテルシェフが織りなす料理はどれも一味違う予算を抑えたいという方は、昼間のランチに行くといいでしょう。中でもグエンクアンビック(Nguyen Quang Bich)通りにあるラシエスタホテル内のレストランは、ランチの時間帯はストリートビュッフェという屋台グルメを食べられるビュッフェコースがあり、予算は1500円ほどで楽しむことができます。夜ほど客も多くないので、静かに食事できるのも魅力。また、注意点としては、同じレッドビーンレストランであっても、メニューはホテルによって異なるので、同じ料理は食べられません。
憧れのルーフトップバーで夜を過ごす
グルメコーナーレストラン上のルーフトップバーにてハノイやホーチミンといった大都市で人気を集めているルーフトップバー。ベトナム人の間では「スカイバー」と呼ばれていて、若者から中高年世代に圧倒的な人気を誇ります。ラシエスタホテルであればカウゴー通り店の「トワイライト・スカイバー」、エレガンスホテルならばロース通り店の「グルメコーナー」にてルーフトップを楽しむことができます。
トワイライト・スカイバールーフトップバーからは美しいホアンキエム湖と旧市街の夕景、夜景を望むことができます。昼間も営業していますが、時間によっては暑いので、やはりメインは日が暮れるころ。1日旧市街を歩いた最後の"締め"として、パートナーと乾杯してみてはいかがでしょうか。
高級スパでリラクゼーションの時間を
1名用の個室全ホテル合計で1日100組以上のお客が利用する、ラシエスタホテル直営のスパ「ラ・スパ」。その理由は、口コミが広がり、宿泊者以外のお客で殺到するからとのこと。トリップアドバイザーでも上位にランクインされ、欧米の旅行雑誌でも度々紹介されている人気のスパです。コースとアラカルト双方予約が必要で、いずれも個室でゆっくりと癒されることができます。
今回はラシエスタホテルをメインに、エレガンスホテルも一部紹介しましたが、旅行者の間では専らラシエスタホテルの評判が高いです。ホテルは旧市街のメイン通りにあるため、歩いてすぐのところに雑貨店やレストランがあるのも嬉しいです。ホテルに宿泊せずとも、ここで紹介したレストランやスパを楽しみに足を運んでみるのはいかがでしょうか。
DATA
■ラシエスタホテル(La Siesta Hotel&Spa)
公式HP:https://www.hanoilasiestahotel.com/
■エレガンスホテル(Elegance Hotel)
公式HP：https://www.elegancehospitality.com/
