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ベトナム中南部ダラット&ニャチャンに行こう!おすすめアクセス

ベトナムの旅先として近年人気が上がってきているのが、中南部の地方都市。いままで現地人向けのハネムーンやリゾート地だった「ダラット」や「ニャチャン」が、ここ数年で日本人含む外国人旅行者に知られてくるようになりました。しかし、そこで知りたいのが現地のアクセス事情。日本からの直行便の有無はもちろん、ダラット→ニャチャンのような都市周遊の方法などは、なかなか知る由もありません。

そこで、今回はダラット及びニャチャンに行くための、筆者おすすめの観光ルートをご紹介します。

日本からの直行便の有無。おすすめはホーチミン経由

IMG_1793.jpg日本から直行できればいいのだが......

今回紹介するダラット及びニャチャンですが、残念ながら2018年9月時点では日本発の直行便は就航していません。いずれの都市もホーチミンやダナン、ハノイといった大都市を経由することになります。ちなみに、両都市寄りは南部ホーチミンの方となりますので、一度ホーチミンに降り立ち、その後、別の移動手段を手配するのが最短で行く方法です。

ホーチミンから「ダラット」へ行く場合

DSCN9009.jpgダラット市ガーデン

ダラットもニャチャンもホーチミンから国内線(空路)が発着しているので、飛行機で1時間程度で行くことができます。また、ダラットまでは長距離バスも出ていて、こちらも便が良くおすすめ。バスの場合は寝台バスを利用して、所要時間はおよそ6時間強。途中何度も休憩がありますし、意外にも車内は快適なので、バス旅もおもしろいかもしれません。

ダラットへ行くワンポイントアドバイス

ダラット行きの飛行機はベトジェット、ジェットスター、ベトナムエアなど複数社ありますし、毎日運航しているので航空券を手配するのは容易。また、バスで行く場合は、デタム通りから運行している「フンチャンバス」会社を利用するのがおすすめ。外国人旅行者や在住者もみんな利用している清潔なツアーバスです。

ホーチミンから「ニャチャン」へ行く場合

IMG_9278.jpg広大なニャチャンビーチ

一方、ホーチミンからニャチャンへ行く場合は、移動手段は「飛行機」、「バス」、「列車」の3つが挙げられます。飛行機はダラット同様ベトジェット、ジェットスター、ベトナムエアなどが出ており、所要時間は1時間程度。ニャチャン空港から市街までもタクシーで20分程度と近いので、飛行機でスマートに行くのが第一候補。

バスの場合は11時間、列車は9時間かかるため、こちらは滞在日数に余裕がある旅行者となります。

ニャチャンへ行くワンポイントアドバイス

バスはフンチャンバスもありますが、寝台を手配しても11時間はかなりきついです。もし陸路で行くならば、おすすめは列車。電車ではなくディーゼルなので最高速度は遅いですが、疲れたら車内を歩くこともできますし、停車駅で軽食を調達したりと自由もききます。異国の列車旅もいいものです。

ダラット⇔ニャチャンのアクセス方法

IMG_0669.jpgニャチャン空港

ニャチャンはビーチリゾートとして、ダラットは山岳高原にある避暑地としてそれぞれ人気の観光地です。両都市ともに中南部に位置するため、短い旅行日数でも2都市周遊観光を楽しむことができます。

ただし、注意してほしいのが、ニャチャン⇔ダラットの空路国内線は出ていないということ。そこで、両都市の行き来で利用することになるのが、長距離バスです。

IMG_6313.jpgダラットの観光スポット。これに乗ってチャイマット村まで行く

ツアーバスは最初にご説明している「フンチャンバス」が一番おすすめ。ダラット⇔ニャチャンまでは複数の現地ツアー会社がバスを運行していますが、値段だけで決めるとミニバンに乗せられたり、小さなバスにすし詰め状態で行くことにもなりかねません。フンチャンバスであっても片道1000円程度で行けるので、是非予算をとっておいてください。

IMG_7020.jpgダラットからニャチャンへ行く道中

ダラット⇔ニャチャンのバスの移動時間はおよそ3~4時間。ドライバーの運転速度や渋滞によっては4時間以上かかる場合もあります。ダラットは標高が高いため、雨が降っていたり天気が悪い日は濃霧となり、ドライバーも速度を落として慎重に運転するので到着時間は大きく前後します。

また、ダラットまでは山中を蛇行して走るので、車酔いに心配がある方は、酔い止め薬を飲んだり、飴やチョコなどを持参するなど対策を考えておくといいでしょう。

ホーチミンから行く理想の観光コースとは

筆者が考える理想の観光コースとしては、ホーチミン→ダラット(バスor空路)→ニャチャン(バス)→ホーチミン(空路)となります。ダラットは女性やお年寄りに人気の避暑地ですが、若者の旅行者はもしかすると物足りなさが残るかもしれません。ですので、失敗のないビーチリゾートのニャチャンは後回しにしておくのが満足度を高めるコツ。ホーチミンも観光できれば、3都市周遊旅行を実現することができるので、是非次のベトナム旅行の参考にしてみてください。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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