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2018年の夏のバカンスはフーコック島で過ごそう!

2018年今夏の海外旅行先はもうお決まりになりましたか。年間の中でも年末年始、GW、お盆は日本人にとっては海外旅行に出かける最大のチャンス。

近年は世界情勢もあまりよくなく、また、出費をなるべく抑えたいがため、治安がよく物価の安い東南アジアが人気です。その中で「今度の夏はリゾートアイランドでバカンスをしたい」と考えている方は、ベトナムのフーコック島を選んでみてはいかがでしょうか。

リゾートアイランドよりもネイチャーアイランド

IMG_1016.jpgフーコック島内を流れる大きな川

リゾートアイランドというと、島の中心に大きな繁華街があり(どちらかというと大人向け)、多国籍の旅行者がそこでビール瓶を持って闊歩している印象があります。

また、どこの海も欧米人観光客でいっぱいで、ダイビングやパラセーリング、ジェットスキーといった、ちょっと贅沢なマリンスポーツが盛ん。

IMG_1025.jpg町の中心から10分も走ればこんな田舎風景に出会える

しかし、フーコック島はその逆。まだまだ手つかずの自然が残るネイチャーアイランドで、都市発展が進んでいるのは、島内西部地方のみ。

他のアジアンリゾートと比べて知名度も劣るため、夏のハイシーズンに行っても観光スポットや繁華街が旅行者で脅かされることはありません。

また、繁華街といっても町の中心市街である「ユーンドン市」は港が傍らに佇むほのぼのとした町。ゲストハウスや小さなツアーデスク、場末のカフェが大通り沿いに点在している程度。子供の教育によくないような風景は一切現れませんのでご安心ください。

2018年の夏の思い出のキーワードは「異国の港町」

IMG_0402.jpgフーコック島の中心部

写真のこちらは町の郊外、ではなく町の中心部で見られる風景。フーコック島が外国人に注目されはじめたのはここ数年の出来事。いまでは年々ホテルや観光スポット、道路をはじめとした公共整備といった観光インフラが整備されはじめてきていますが、まだまだ町の中心であっても、素朴な港町の面影を随所に感じることができます。

IMG_0403.jpgユーンドン市の風景

メインストリートであるバクダン通りは毎夜ナイトマーケットが開催される町で最も賑わう場所。昼間は人の気配がない閑静な散歩道で、傍らには何十と停泊する漁船をみることができます。そんな田舎風景を恋人や子供たちと眺めながら、ひと夏を過ごすのはいかがでしょうか。1日が少しだけ延びたかのような錯覚に陥るから不思議です。

メコンの大自然を満喫するエコスポット

IMG_0640.jpgコショウ畑

フーコック島ではもちろんビーチで海水浴もいいのですが、エコツアーもおすすめしたいところ。フーコック島はベトナム最西端、メコンデルタ地方に属しています。自然と共存している現地の人々の生活を垣間見る観光はお財布にも優しく、また他ではなかなか体験できません。

フーコック島はベトナム人なら誰もが知るヌクマムとコショウの特産地。2つの商品はいずれも品質が高いと評判で、どこのスーパーに行ってもフーコック産のヌクマムはラベルに大きく産地が記載されているほど。

IMG_0582.jpgヌクマム工場。自力で行けば実は見学無料

ヌクマム工場とコショウ畑は観光地化されているものの、小規模農家・企業が運営しているので、入場料などはかかりません。ツアーで行けばガイドが英語で概要を説明してくれますが、自力で行けば無料。バイクや自転車をレンタルして、所在地をマップで確認できれば自分たちで行くこともできます。

リゾートアイランドというとアジアには似つかわしくない高い物価で、旅行者に特化した雑貨土産をイメージしがちですが、フーコック島では自然の恵みを封をした特産品土産などがおすすめ。

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夜はナイトマーケット!夜も南国風情を楽しもう

IMG_0493.jpg夕食はここで楽しむのも

ホテルのレストランで贅沢な食事を楽しむのもいいですが、滞在中一度は体験してほしいのがナイトマーケット。ベトナムでは町のほとんどに1つはナイトマーケットがあり、基本は毎日開催されています(旧正月を除く)。

フーコック島で獲れる魚介は、他の地域には出回らない大振りのものが多く、値段は張るものもありますが、それでも日本と比べると数割安く食べられます。きちんと火を通していればお腹を壊す心配もありませんし、なにより感じてほしいのが、ナイトマーケットの雰囲気。夜風が吹くオープンエアの席で食べる食事は南国らしさ抜群です。

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ホテルはエコを選ぶか高級を選ぶか。2018年最高の夏の思い出を

IMG_0752.jpgロッジが並ぶホテル

ホテルは大きくわけて、ロッジタイプとリゾートタイプの2つがあります。欧米人はミニホテルやゲストハウスに宿泊する人も多いですが、日本人が満足できる宿はほぼありません。ロッジタイプもリゾートタイプも、その多くは海側に建ち、目の前にビーチが広がる絶好のロケーションを保証してくれます。

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NPQ - 1 Bedroom Villa with Pool (3).jpgⒸNovotel

高級感漂うリゾートホテルであれば、人気なのが「ノボテル」と「ビンパール」。ノボテルは言わずと知れた5つ星のインターナショナルホテルで、モダンと自然が調和した高級感溢れる客室やレストランが人気です。

ビンパールはベトナム系としては最大手の不動産観光開発企業ビングループが手掛ける5つ星のホテルチェーンブランド。その特徴は、なによりも広大な敷地面積。そして、近年話題となっているのが、ベトナムに2つしかないサファリパーク。また、大型遊園地「ビンパールランド」も隣接しています。

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2018年の夏はフーコック島で決まり!

フーコック島はホーチミンから毎日空の便が出ているので離島ではありますが、初めてのベトナム旅行者でも気軽に行くことができます。小島のバカンスに憧れている、でも乗り継ぎが難しくてなかなか手が出せないというビギナー旅行者も含めて、今夏はフーコック島を旅先に選んでみてはいかがですか。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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