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ダナン・ホイアンで日本人スタッフがいるホテル

ベトナム中部旅行で人気の観光地ダナンとホイアン。ダナンを拠点に各地に観光される方もいれば、ビーチを目的にやってくる旅行者もいます。また、世界遺産のホイアン旧市街近くのホテルに宿泊して、滞在中はゆっくりとした余暇を過ごす方も少なくありません。

しかし、旅行者の中には「海外旅行が初めてだから不安」、「何かあったときのために、日本人スタッフがいると安心」、「英語がまったくできない」といった漠然とした不安を持つ方もいます。そこで、今回はそんな不安を安心に変えてくれる、「日本人スタッフが在籍しているホテル」をご紹介します。

広大な敷地に南国プール「フラマリゾート」

IMG_7142.jpg広い屋外プールは南国の象徴

「フラマリゾート・ダナン」はダナンにおける最初の5つ星ホテル。東京ドーム約7個分という広大な敷地面積を誇るのが最大の特徴。ホテル棟とビラ棟に分かれているほか、4つのカフェ&レストラン、スパ、テニスコート、フィットネスジムが設置。椰子の木々を抜けると隠れ家的な屋外プール「ラグーン」が見え、敷地中央にはプライベートビーチを正面に構えるインフィニティプール。

旅行者にとって申し分ないシチュエーションを用意してくれています。そして、肝心の日本人スタッフももちろん配備。レセプショニストにも配置していますし、その他日本マーケットを支えるマーケティングの方も日本人。日本人にも安心できるサービスと配慮を体験することができます。

IMG_7105.jpgツーベッド

部屋は250室以上あり、現在も増築中。広々とした客室は古き良きベトナムの時代を再現。温かみのある木造に開放的な大窓とバルコニーはフランス統治時代のインドシナを彷彿とさせます。

ビラ棟はハネムーナーや団体旅行者に人気。客室にビラがついているほか、傍にはテニスコートがあり、敷地内をカートで移動することが可能。

IMG_7044.jpg朝食ビュッフェの様子

100近い種類の料理を用意している朝食ビュッフェは、宿泊者は滞在中毎日楽しむことができます。もちろん何割かは日替わりで変わるので飽きることもありません。エッグステーションでは複数種のたまご料理を作ってくれて、こちらを楽しみにしている旅慣れた方もいるのではないでしょうか。

その他プールサイドバーやワインバーといった大人の時間を楽しめる店も営業しています。市街地まではタクシーで行くことになり、歩いていけるレストランなどはないため、多くの時間はホテルで過ごすことになりそうです。

[local, 736]

プライベート・ビラでひと夏を過ごす「プルクラ」

IMG_9593.jpg豪華なビラタイプの客室

「プルクラ・リゾート・ダナン」は他のホテルとは一線を画すフィリピン生まれの5つ星ホテル。日本人ゲストリレーションがいるほか、支配人暮らすにも日本人が在籍。VIPや要人、有名人などが頻繁に訪れる、御忍びホテルとしても知られています。

全室プール付きのビラと広い庭を持ち、客室も持て余すほどの広さ。エスニックな要素がたっぷりと感じられるのは、ホテル全体がチャム建築になぞらえているから。ホテル敷地内中央に広がる大型の大衆プール傍には、大きなチャム塔をうかがうことができます。チャムとは中部から中南部に勢力を持っていた、ベトナムとは異なる独立王国。ヒンドゥー教シヴァ派を信仰していたことから、シヴァやガルーダといったお馴染みの神々の石像がいまでも残っています。

IMG_9604.jpg書斎にあるベトナム菅笠は持ち帰ってもOK

日本にはないエスニックな雰囲気、日本にはない開放的な客室。日本では決して体験できない非現実的な時間。これらを漏れなく提供してくれるのがプルクラの魅力。

書斎の窓から見えるプール、その向こうに広がる海。高い天井に、静かに回転しているシーリングファン。四方に壁がない優雅なバスタブ。旅行者だけではなく、中長期滞在のビジネスパーソンも多いとのこと。もちろん日本人スタッフが常駐しているというのも、大きな利点となるでしょう。

IMG_9616.jpgレストランの屋外席

ホテル内には、和食レストランと多国籍料理レストランがあります。ご年配の方と一緒に旅行される場合、どうしても気がかりなのが料理です。一般的にベトナム料理は日本人の舌に合うといわれていますが、それも人それぞれ。外国食、特に東南アジアの料理に食べ慣れていない方であれば、胃がうけつけなくお腹がゆるくなることもあります。

そんな心配も和食を食べれば不要。ベトナムに来て和食というのも違和感があるかもしれませんが、ご年配の方にとって、食事は普段食べ慣れているものを食べた方が、ストレスなく旅を楽しむことができます。

[local, 746]

モダンな装い。旧市街とのギャップを楽しもう「アルマニティ・ホイアン」

IMG_9262.jpgアルマニティ・ホイアンの外観

最後はホイアンのホテルをご紹介。こちらは旧市街近くにある4つ星ホテル。とはいえ、規模やサービス、質はホーチミンやハノイにある5つ星と比べてもなんら遜色はありません。同ホテルは国際派ホテルで、日本人ゲストリレーションはもとより、タイ、インド、フランス、韓国といった複数か国にも対応しています。

旧市街までは徒歩で10分少々。歩くとすぐに古き町並みへと入っていきます。一方、アルマニティ・ホイアンは努めてモダンな印象。近代的なカフェに高級感あるプールやスパ、客室など旧市街との対比も興味深いです。

IMG_9154.jpgホテル中央に広がるプールとプールバー

建物はロの字に配置され、その中央は天井のない吹き抜けでプールが広がっています。そのプールを囲むようにあるのがプールバー。右手の建物はレストラン棟となり、バー「ブルーボトル」と朝食ビュッフェ会場となる「フォープレート」が広がり、プールを眺めながらの食事も可能。

左手はホテル棟となり、宿泊施設が並びます。ビジネスパーソンから一人旅用の小部屋から2~5人部屋、エクストラベッド対応部屋まで、あらゆる客層の需要に応えてくれます。

IMG_9223.jpgスパルームの部屋

屋外プールを越えた向こうにあるのがスパ棟。建物全体がリラクゼーション施設となっていて、フィットネスジム、サロン、マッサージルーム、ヨガなどを体験することができます。また、宿泊者は1日1回、無料でマッサージを楽しむことも可能。

マッサージルームは全室個室なので、カップル夫婦での利用も可能。もちろんサウナもあります。ホイアン近郊に宿泊する方は、世界遺産散策をメインにされることでしょうが、それだけではちょっと物足りません。旧市街を存分に楽しむと同時に、優雅なホテルライフも満喫していってください。

[local, 752]

日本人スタッフは心強いパートナー

旅慣れた方や英語に自信がある方は、外国人とのやりとりに慣れているので心配は不要ですが、そうでない場合は、「もしも何かあったときに......」という事態を想定して日本人スタッフがいるホテルを選ぶのは一種のリスクヘッジ。

そんなときは、今回紹介した3つのホテルのいずれかをチョイスしてみてはいかがでしょうか。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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