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PHトラベルスタッフおすすめ!ハノイ1日観光「ニンビン+市内散策」

ハノイ旅行といえば、真っ先に思いつくのが世界遺産の「ハロン湾」ではないでしょうか。古代から続く雄大な自然を眺めながら、船で周遊。しかし、「ハロン湾はメジャーすぎて、観光客でいっぱい」、「前回の旅行でハロン湾は行ったから、別のところに行きたい」といった方もいます。

そこで、今回はニンビン省の世界遺産を満喫するプランをご用意。現地の旅行会社PHトラベルに勤める日本人スタッフが考えたモデルプランをご紹介します。

9:00~ホテル発

今回は世界遺産+市内散策のコース。最初に世界遺産に行き、日暮れどきに市内へ戻ってくるプランなので、朝は少し早め。

ホテルビュッフェはおおよそ6時くらいからはじまるので、朝食をきちんととっておきたい方は、少し早めに起床するといいでしょう。

11:30 ニンビン省到着

Đường_vào_Tam_Cốc_-_Ninh_Bình.jpgタムコック

ニンビン省はハノイ南方。車で2時間~2時間半南下したところに位置しています。ハノイ旅行者の多くはハロン湾に訪れますが、最近注目されはじめているのが、こちらのニンビン省。

ニンビン省は2市6県で構成されている省で、省都はニンビン市。ベトナムは現在はハノイが首都ですが、10世紀までは、このニンビン省のホアルーと言う場所を遷都していました。現在でもホアルーに行けば古城跡を見ることができます。

昼食は郷土料理を堪能

com-chay-ninh-binh-1.jpgⒸhttp://dulichtrongoi.com

ニンビン省に着いたら、まずは昼食を。ニンビンの郷土料理であるおこげご飯やヤギ肉などを召し上がってください。ヤギ肉はベトナムでは全国的にポピュラーな大衆料理。きちんとしたレストランではなく、居酒屋のような大きな食堂にてビールを飲みかわしながら食べるのがベトナムスタイル。

おこげご飯はパリッと香ばしく美味。子供もお菓子感覚で食べられますし、お腹一杯にもなります。

12:30~14:30 世界遺産チャンアンクルーズ

Ninh_Bình.jpgニンビンの美しい景観

おいしい食事に満足したあとは、世界遺産クルーズのはじまり。ニンビン省にあるチャンアンは自然風景の中に溶け込むことができるボートクルーズを楽しめる世界遺産。

ハロン湾とはまた違った雄大な自然は、「ハロン湾よりこっちの方が好き!」という人も多くいます。

15:00~16:00 ホアルーの王朝跡見学

Chùa_A_Nậu_Ninh_Bình.jpgホアルー

ホアルーは最初に説明したように、ハノイ以前に王朝があった場所。中国から独立した最初の王朝とも言われています。そのホアルーの王朝跡を見学してみましょう。日本の奈良県のような古き良き雰囲気を楽しむことができます。

ニンビン省は山岳地帯の田舎町なので、虫よけスプレーやムヒなどを持参するほか、長袖も持っていくといいでしょう。時期によっては非常に寒く、ジャンパーを着るほど気温が下がるので、旅行を計画する際は現地の天気をよく確認するといいでしょう。

16:00~18:30 市内に戻る

ニンビン省の観光はこれでお終い。再び一路ハノイに戻ります。ハノイに到着したころには、すでに日が暮れているので、博物館は閉館しています。

18:30~ 水上人形劇を鑑賞

IMG_0403.jpgタンロン水上人形劇場にて

市内に戻ってきたら、タンロン水上人形劇場に向かいましょう。水上人形劇は1000年の歴史がある大衆娯楽。

農村から生まれた風俗ですが、その後政府が観光資源として発展させ、現在では旅行者にベトナムの習慣や伝説を伝える重要な文化財となっています。

19:30~ディナーは旧市街でフレンチを

banniere-02-852x446.jpgⒸMILLENIUM

水上人形劇場が終わったあとは、ディナーのお時間。ベトナム料理もいいですが、今宵は奮発してフレンチなどはいかがでしょうか。かつて100年フランスの統治下にあったベトナム。フランスがもたらしたフレンチは、現在でもベトナム人の間に浸透しています。

旧市街にあるレストラン「ミレニアム」は、フランス人シェフがオープンしたフレンチレストランで、高級食材はフランスから直輸入しているこだわりよう。お1人の予算は30~50ドル程度。

住所:11B, Ngo Bao Khanh St.
営業時間:11:30~23:00

21:00~夜の市内散策で1日を締めくくる

IMG_0446.jpgナイトマーケット

もし週末であれば、旧市街のナイトマーケットはいかがでしょうか。旧市街南部入口からドンスアン市場まで続く一本道には、数百の夜店がびっしりと並んでいます。お土産もここで調達するのもいいでしょう。

また、まだ食べたりないと言う人は、屋台グルメを食べてもいいですし、ドンスアン市場周辺には深夜食堂もありますので、そちらでローカル料理を堪能するのもおすすめです。

IMG_8999.jpgホアンキエム湖の夜の時間

もしくはホアンキエム湖の散策もおすすめです。現地人と外国人が行き交うのどかな散歩道が湖畔に続き、ベトナム独特の異国情緒を感じることができます。

ホアンキエム湖と旧市街は徒歩での移動が可能ですので、双方散策することもできます。また、湖周辺には観光客を相手にするシクロ乗りがたくさんいますので、記念にシクロに乗って湖一周や旧市街散策をするのもいいでしょう。

自然を楽しむモデルプラン

今回紹介したモデルプランは、自然とベトナムの文化を知るコースに仕上がっています。博物館巡りやショッピング好きの人も、せっかくのハノイ旅行なのだから、1日だけでも、大自然を満喫する観光プランを考えてみてはいかがでしょうか。

著者プロフィール

著者写真

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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