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ホーチミンからすぐ行ける!ブンタウを気軽に観光

ホーチミンの近郊にあるブンタウは、ホーチミンの南東にある海に面した町。かつては一大オイルブームに沸いたものの、現在は落ち着いた町並みに戻っています。リゾートというたいそうなものではありませんが、海の町育ちの方にとってはどこか懐かしく、またそうでない方にとっても、異国の海の町というホーチミンとは違った旅情緒を楽しむことができます。

今回はブンタウに日帰りで行ってきたので、その模様をお伝えします。

初めての旅行者でも気軽に行く方法

CIMG1397.jpgフンチャンバス

ホーチミンからブンタウまではおよそ2時間。行く方法はバスか高速船となります。おすすめはバスで、デタム通りからツアーバスが出ているので、バスターミナルまで行く必要はありません。高速船もホーチミン博物館隣の埠頭から出ていて、こちらは90分ほどで行くことができますが、いかんせん船が揺れます。船酔いが心配な方はバスで行くのがおすすめです。

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現地ではタクシーかバイク

IMG_6320.jpg海沿いの道路を疾走

ブンタウについたら、タクシーを手配するかバイクをレンタルするかしましょう。ビギナー旅行者が異国の町をバイクで走るのは少々不安があると思うので、タクシーでもぜんぜんかまいません。午前中にバスに乗れば、現地に到着するのはお昼前後なので、まずは腹ごしらえ。

IMG_6323.jpgシーフードは欠かせない

せっかくブンタウに来たのだから、シーフード料理は食べておきたいところです。おすすめはチャンフー通り沿いにある海鮮食堂。ブンタウの町の中心にあるケーブルカー乗り場周辺にも幾つか海鮮食堂がありますが、ぼったくりの被害に遭ったり、もともとが高値という店もけっこうありますのであまりおすすめしません。

無題.jpgGoogle map

チャンフー通りはかなり長い道なので、写真上の〇印の場所に連れて行ってもらいましょう。もしタクシーの運転手がそれ以外の場所に連れていこうとしたり、「もっとおいしいお店があるよ」といってきたら、即断ってください。異常な値段のお店に連れていかれる可能性が高いです。

IMG_6334.jpgこれがベトナムの普通の海鮮食堂

ブンタウには小奇麗な冷房が効いたシーフードレストランはほとんどありません。雑多なオープンエアで海を眺めながら海鮮を頬張るのがベトナム流。たらいに活けられている魚介を指さして注文してください。外国人も多く訪れるので、お店によっては英語をしゃべれる店員も多々います。

注文したら量りにのせて計量。値段は自分で計算してください。あとは向かいのテーブル席のある小屋に入って、料理が車で海を眺めるだけ。

IMG_6345.jpg海育ちの人にとっては懐かしくもある風景

実際お店から眺められる風景。本日の水揚げを終えて、明日の準備をしている最中でしょうか。港町独特の潮風感じる風景ですね。こんな様子は海沿いのいたるところで見ることができます。大都会のホーチミンとはまた違った南国の雰囲気ですね。

IMG_6353.jpgシャコは筆者の一押し!

ベトナムでシーフードの定番といえば、こちらのシャコ。1キロ2000円程度。二人で食べるならば500gがちょうどいいです。他には貝類とタコがおすすめ。魚は安いのが魅力ですが、どれも骨が多少多くて子供は食べづらいと感じるかもしれません。

ブンタウ最大のビーチでベトナム人と一緒に海水浴を!

IMG_6368.jpgバックビーチの様子

こちらがブンタウ最大の海水浴場であるバックビーチの様子。ほぼベトナム人で埋め尽くされています。筆者が訪れたのは2018年の1月下旬。雨季が終わり乾季に入ったばかりなので、まだ天気はおぼつかない様子。これから本格的な乾季となり、5月までは毎日が海水浴日和となります。

IMG_6382.jpg服を着て海に浸かるのはちょっと不思議

ブンタウの海は遠浅なので、かなり沖まで行っても大人であれば足がつきます。また、波も小さいので、子供も海水浴で楽しむことができます。ただし、週末は非常に混雑しますので、くれぐれも離れ離れにならないように注意してください。海が苦手な方は、砂浜のデッキチェアを借りて寝そべるだけでも異国情緒を満喫できます。

ホーチミン滞在の合間に是非足を運んで

1日、2日であればホーチミン観光ですべての時間を費やすことでしょうが、もしそれ以上の滞在日数があれば、他の都市にも足を運んでほしいところ。バスで長距離走ったり、飛行機に乗るのはためらいがある方は、日帰りで気軽に行けるブンタウがおすすめです。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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