ホーチミンの1区中心エリアにあるドンコイ通り。この周辺は4つ星から5つ星ホテルが多数並んでいるため、旅行会社を介しての観光客の多くはこの周辺のホテルに滞在することになります。最近はコンビニも増えてきましたが、まだまだ品揃えという点ではミニスーパーにも及びません。そこで、強い味方となるのが、今回紹介する「ラッキープラザ」です。

アクセス

外観写真

ラッキープラザはドンコイ通りとグエンフエ通りの両方に出入口があり、どちらからも自由に行き来することができます。グエンフエ通り側だと、FAHASAという大型書店に隣接していて、ドンコイ通り側であれば、傍の雑貨店よりも大きな建物のため、比較的目立つので見落とすことはないでしょう。

一階はお土産店がひしめくプラザ

店内は清潔

一階はお土産店がひしめくプラザとなっていて、雑貨や洋服、電子機器を扱うお店が並んでいます。市場のように歩く度に袖をつかまれて「オニイサン、カッテイッテ」と片言の日本語で声をかけられます。値段はもちろん交渉性。仮にラベルがついていても、値段交渉は必ずするべきと言えます。ちなみに土日は混雑していて、スリなども多発。チャックのないバッグや財布をズボンのバックポケットに入れている方は要注意です。

人気のミニスーパー「サトラマート」

日本のスーパーのようでもある

上階は「サトラマート」と呼ばれるミニスーパーがあります。同スーパーはベトナムで人気の国営スーパー。市内にはパパママストアのような小規模から独立型大型店舗まであります。また、こちらのスーパーは、かつてグエンフエ通りに建っていた国営百貨店内のタックススーパーとしても知られていて、こちらに移転後タックススーパーからサトラマートに名称が変更されました。ただし、知っている人は今でもこのスーパーはタックススーパーと呼んでいます。

入店する前にベトナム式ルールを覚えよう

ロッカー

スーパーで買い物をする際に覚えておいてほしいのが2点あります。1点は「お釣りの端数がキャンディーになることがある」です。500ドン以下のお釣りに対してキャンディーで返されることがありますが、特にぼられているわけではないので怒らないでください。2つ目は、「入店する前に手荷物をロッカーに預ける」ことです。ただし、パソコンなど貴重品が入っている場合は、そのまま持ち込むことができますが、入口の警備員に結束バンドや袋を荷物にかぶせて中を開けられないようにしてもらわなければなりません。

滞在中の強い味方

日用品の調達はここで

まず店入って正面に広がるのが日用品エリア。歯磨きやシャンプーといった浴用品から日焼けクリーム、生理用品といったついつい忘れてしまいがちの日用品まで充実しています。またコンビニにない魅力なのが、その種類の多さです。メイドインベトナムはもちろん、アメリカ、ドイツ、韓国、日本といった外国産を簡単に買うことができます。もし日本から持ってき忘れたものがあったら、ここでまとめて入手するといいでしょう。

服飾土産も充実

アパレルコーナー

アパレルコーナーも広々と設けられています。特に洋服とバッグは目を見張るものがあり、また外国人旅行者を意識した品ぞろえなのが嬉しいです。例えば洋服は珍しい既製品のアオザイであったり、ベトナム国旗やI♥VIETNAMといった、いわゆるベトTがそろっています。

刺繍バッグ

バッグは刺繍付きの民芸品チックなデザインのものが多く、主に中高年世代の女性に支持されています。もちろん品質は市場よりもいいですし、定価制なので値段交渉に下手打って高値で買わされる心配もありません。

食品土産もサトラマートで！

ライスペーパー

実はベトナムは他の国と比べると、食品土産を扱う店がほとんどありません。ですので、もしベトナム産の食品やお菓子を買いたければ、皆さんスーパーで買っているのが現状です。サトラマートでは日本に持って帰りたくなる食品土産が充実しているので、時間をかけて選んでみてください。

ドライフルーツのイモ

お菓子であれば、ドライフルーツが一押し。スナック類やチョコはベトナムはあまり発展していないため、そのほとんどがタイや韓国からの輸入物となっています。最近は日本メーカーのものも増えてきました。そこで、昔ながらのベトナムのおやつというのがドライフルーツ。10種ほどの味があるので、一つずつまとめ買いするのもいいでしょう。