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ニャチャン旅行でマストで行きたいお店5選

カインホア省の省都であるニャチャンはベトナム中南部に位置するビーチ地帯。筆者もさまざまなビーチエリアに行きましたが、ベトナムで最も外国人向けのビーチリゾートといって差し支えないでしょう。そのニャチャンは欧米人観光客が主ですが、近年は徐々に日本人旅行者も増えてきている様子です。

そこで、今回はニャチャンに行ったら必ず訪れてほしいお店を5つ紹介します。

1、昼食はここで!「ニャチャンビューレストラン」

IMG_9999.jpgエビ、貝、カニ、魚、すべてが生きている

まず最初にご紹介するのは、「ニャチャンビューレストラン」。海沿いの断崖に建つ人気シーフードレストラン。ニャチャンに来たからには、新鮮なシーフードを思う存分堪能したいところですね。ニャチャンのレストランでは、生け簀にある魚介をお客が自ら指さして選ぶのが普通です。購入に当たっての注意点は値段をよく確認することです。ベトナムは物価安ではありますが、やはりエビやカニといった魚介は相応の値段がします。表示価格はキロ単位の値段なので、ほしい魚介が何百グラムあるかをスタッフに訊ねながら値段を計算するといいでしょう。

IMG_9990.jpg美しい光景が広がる

テーブル席は屋内と屋外がありますが、雨が降っていない限りは屋外がおすすめ。御覧のような雄大な南シナ海を一面見渡すことができます。リゾート気分に浸りながらおいしいシーフードに舌鼓。そんな時間を過ごすことができます。朝6時30から営業していますが、一押しの時間帯は午前11時頃。朝の早い時間はまだシーフード料理がやっていなく、パンなどのブレイクファーストのみとなります。また、12時過ぎになると観光客でいっぱいになり、屋外席の確保が困難です。

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2、ニャチャンは西洋料理も自慢!「ピタ」

IMG_8164.jpg「ピタ」店内にて

「ニャチャンに来たらシーフードを」、「ここはベトナムなんだからベトナム料理を」と考える人もいるでしょうが、ニャチャンは欧米人を魅了してやまない地。中にはそのまま根付いて移住を果たした欧米人もいます。彼らの中には西洋料理店をオープンする人も多く、こちらの「ピタ」もその一つ。フレンチやイタリアンは日本でもメジャーですが、こちらのお店はギリシャ料理。あまり馴染みない料理かと思いますが、ガーリック風味が効いたヨーグルトやオリーブオイルがたっぷりかかったシーフード、サラダなどどれも美味です。

IMG_0576.jpgどれも本格的なギリシャ料理

ピタのスタッフは全員が英語が堪能ですし、何よりも陽気。また、同店があるフンブオン通りは観光のメッカ。朝から夜遅くまでレストランやバーが賑わいます。もちろん海までも近く、3分も歩けばビーチが見えてきます。ピタはトリップアドバイザーでも上位にある老舗で、客はほぼ欧米人。彼らと一緒に西洋料理を頬張ってみてはいかがでしょうか。

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3、ディナーはここで決まり!「ストーリービーチクラブ」

IMG_0609.jpg屋内テーブル席にて

ディナーに行きたいレストランはフンブオン通り周辺やチャンフー通り沿いにたくさんありますが、中でも一押し店が「ストーリービーチクラブ」。昼間から営業していますが、雰囲気を楽しむなら夜がおすすめ。店内はカラフルにライトアップされるほか、テーブル席も充実。プールサイドで食事をとることもできますし、砂浜の傍のソファ席は夜の海を眺めることができます。2階席では南国の風を感じながらディナーを楽しむこともできます。

IMG_0361.jpgストーリービーチクラブの料理

ストーリービーチクラブは料理も自慢。ベトナム料理、アジア料理、西洋料理と充実しているほか、同店オリジナルの創作料理も豊富にあります。シーフードは多少値が張りますが、新鮮な魚介を堪能できるほか、複数種のチーズを使った料理はここでしか食べれない絶品の味です。場所はチャンフー通りの海側で、夜遅くまで観光客でにぎわっています。散歩がてら歩いて行くのもいいでしょう。食事とお酒でほろ酔いになったあとは、店前にタクシーが止まっているので、そちらを利用するのもいいでしょう。

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4、ディナー後はこのバーで夜を締めくくる。「ルイジアナ・ブリューハウス」

IMG_7852.jpgオープンエア席

ストーリービーチクラブと同じチャンフー通りにあるレストランバー「ルイジアナ」は、プールサイドとビーチサイド双方でお酒を楽しめる人気店。店内でビールを醸造しているので、値段が安い上、味もオリジナルテイスト。キリッとしたのど越しはお酒が苦手な方でも楽しむことができるかと思います。また、ルイジアナでは料理も楽しむことができますが、筆者の所管としてはそれほど特別感はないので、ディナーを別のお店で楽しんだあと、バーとしてこちらに訪れるのがおすすめです。

IMG_7877.jpg生演奏は見ごたえがある

また、定時になるとフィリピン人や欧米人による生演奏も聴くことができます。店内のどこからでも歌は聞くことができますが、どうせなら正面の席を陣取るといいでしょう。ちなみに、同店の傍には同じコンセプトを持った"セイリングクラブ"というレストランバーがあり、ニャチャンのシーサイドレストランの火付け役となった高級バーです。セイリングクラブはどちらかというと上品な時間が流れる大人向けで、恋人と静かに過ごしたい方に向いています。一方ルイジアナはプールサイドでわいわいビールを楽しんだり、生演奏に耳を傾けたりと、リゾートらしい時間を過ごせるので、筆者はこちらがおすすめです。

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5、人気食堂。王道のフォーを食べるならココ!「フォーホン」

IMG_7210.jpgパクチーが添えられた自慢のフォー

最後はベトナム料理のフォーを食べるならおすすめのお店、「フォーホン」。トリップアドバイザーなど海外のメディアにも多数掲載されているため、地元食堂ながらも外国人客が非常に多く見受けられます。こちらで食べられる料理はフォーのみ。日本でも話題となったパクチーが添えられ、刻みネギとミディアムレア肉が具にのったあっさり味です。米粉のフォーは非常に柔らかく、小麦粉では作り出せない独特のコシを体験することができます。

IMG_7209.jpg店内の様子

昼時は現地人で賑わい、地元の雰囲気を感じることができます。よく食堂は衛生管理がされていないのでお腹を壊す心配をする人がいますが、しっかりと火が通っている料理を食べていれば、それほど心配することもありません。特にフォーは常にスープには火を通していますし、麺も注文を受けてから湯にくぐらせます。ネギはその日その日で新鮮なものを目利きして仕入れているので、それほど心配することはないでしょう。それよりも、そこらへんのレストランで食べるよりもずっと完成された本場のフォーの味を堪能していってほしいところです。

[local, 317]

ベトナム旅行では"食"に重きを置こう

ベトナム料理は他の外国料理よりも日本人の舌に合っている印象です。それほどクセがない上、和食のように調味料にこだわりがあります。ニャチャンに短期旅行で訪れる人は、少ない食事回数にどれだけ満足度を高くできるかをよく考え、行き当たりばったりではなく、事前に行くお店をピックアップしていくといいでしょう。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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