2017年の9月現時点で、筆者のいるホーチミンは例年と比べるとそれほど雨に降られる回数は多くない様子です。普段であれば夕方の15時～18時頃は決まってスコールが降るものですが、ここ数日はそれもありません。その代り夜遅くに多量の雨が降り、早朝は道路に水たまりを作っていることはしばしば。今回は2017年の9月にベトナム旅行をされる方向けに、ベトナムでより有意義な滞在をおくるための過ごし方のポイントをご紹介したいと思います。
2017年9月の天気は全国的に雨
ハノイ旧市街にてホーチミンは雨降りが例年と比べて少ないと記述しましたが、それはあくまでも回数と時間のずれであって、日数はおそらく例年通り。9月ではハノイとダナン、ホーチミンはおよそ月の13日～16日前後雨が降るとされています。つまり、月の半分、2日に1度と言い替えることもできますね。降水量は300mm以上。日本の東京で最も雨が降る9月で200mm超えなので、そう考えるとベトナムのスコールはかなりの豪雨とイメージできますね。
中部も雨季に入り、激しい豪雨となる
世界遺産ホイアンにて雨季の時期が短い中部地方も、9月からスコールが激しく降るようになります。降水量は8月は100mmちょっとだったのが、9月になると350mm前後へ。日本と同様台風がやってくるシーズンとなるため、道路整備がまだ不十分のホイアンやフエなどでは、道路一帯が冠水して手漕ぎボートで移動することになります。それ目当てであえて中部に訪れる観光客もいますが、自然災害による危険も伴うため、それほどおすすめできるものではありません。
ハノイは気温湿度ともに高い
世界遺産タンロン城にて中部は上述したように、全観光エリアの中でも最も降水量が高くなっています。一方、北部は降水量は9月以降徐々に下がっていきますが、気温と湿度はともに高く、気温は30度を超え、湿度は80度まで上ります。その上雨が降るので、歩いているだけでも眼鏡がくもったり、べたつく嫌な汗が噴き出したりするのが9月のハノイとなります。
常夏のホーチミンがおすすめエリア
ホーチミンの4月30日公園にて南部ホーチミンは中部北部とは異なる常夏の熱帯気候なので、湿度や気温は高いものの南国らしい陽気となります。上述したように、2017年の9月現在は日中に豪雨となる日はそれほど多くはありません。もしかすると、アウトドア観光も普通にできるかもしれません。
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メコン川に浮かぶボートホーチミン旅行者の大半が楽しむメコンツアー。晴れていなければ楽しむことができませんが、例年この雨季は雨降りに遭うことが多く、バスやレストランの中で雨がやむのを待つこととなります。しかし、今年はもしかすると雨に遭うことなくスムーズにいくかもしれません（確率と運次第ですが）。
市内観光は少し工夫を
お洒落カフェにて市内観光であれば雨を予想して屋内スポットに徹してみるなど、多少の工夫をしてみるといいでしょう。ハノイであれば車を1日チャーターして、市内に点在する博物館巡りをするというのはいかがでしょうか。途中にガイドブックに載っているレストランに行ったり、運転手おすすめのお店に連れて行ってもらうなど、雨が降っても問題ないような旅路を考えてみてください。
伝統の手工芸品ベトナムは日本人には雑貨天国として知られています。ハノイは旧市街とニャートー通り、ホーチミンはドンコイ通りとレロイ通り、ベンタイン市場周辺などに100を超える雑貨店が集中しています。それらを巡るショッピングもいいものですね。雑貨店が集まるところは、どこもカフェやレストラン、スパなどもありますので、雨が降ってきたらスパのパッケージで2時間ほど癒されてみては。きっと終わったころには雨も無事やんでいることでしょう。
南部旅行は時期問わずおすすめできる
南部は熱帯サバナという気候区分を持ち、北部や中部の温暖地域とは陽気が全く異なります。ホーチミンの中心市街地は雨が降っても楽しめるスポットがたくさんあるので、時期にとらわれることなくおすすめすることができます。9月旅行の旅先で迷っている方は、南部を検討してみてはいかがでしょうか。
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