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ダナンに来たら訪れるべきスポット ベスト10

ダナンは中部都市として、近年注目されている観光エリア。一昔前までは田園や川、湿地帯といった田舎風情漂う風景が広がっていましたが、現在はハノイとホーチミンに次ぐベトナム第三の都市などとも呼ばれるまでに発展しました。そのダナンですが、旅行客にとっては、もともとホイアンやフエといった世界遺産旅行のハブとして知られていました。

しかし、ここ最近は旅行客におすすめできる観光スポットも増えてきました。そこで、今回はダナン旅行で行きたい10の観光スポットをご紹介したいと思います。

1、バナヒルズ

 

IMG_5698.jpgベトナム人にとってはディズニーランドやUSJのようなテーマパーク

まず最初はこちら、「バナヒルズ」。山の麓にできた巨大なテーマパークで、仏教エリアやフラワーエリア、フランス世界エリアなどをケーブルカーで行き来します。特に名物がフランスの中世をイメージした世界。とんがり帽子の建物や尖塔の教会はまさに映画の世界。また、標高が高いため乾季の日でも涼しいのも特徴です。

レストランでは西洋料理、アジア料理をビュッフェで楽しみ、午後のひと時をフランスの世界で過ごすことができます。また敷地内にあるファンタジーパークには、観光客を楽しませてくれるアトラクションの数々があります。半日から1日使って楽しむことができる大型アミューズメント施設となっています。

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2、ミーケービーチ

IMG_2708.jpg乾季は毎日外国人と現地人でにぎわう

ミーケービーチはもともと現地人が多い海水浴場でしたが、ソンハン橋とロン橋が完成してから、気軽に行けるようになり、現在では多くの外国人が訪れています。また、それに乗じてここ数年でミーケービーチ沿いにはリゾートホテルが建ち並ぶようになり様変わりしました。まだまだ素朴な田舎風情が漂うダナンの町で、少しでもリゾート気分に浸りたいのであれば、この周辺のラグジュアリーホテルに宿泊するといいでしょう。

ただし、中部地方の雨季は非常に厳しいもので、特に9月~11月は季節風の風向きと台風もあいまって、日本海のような荒波となります。この時期に海水浴はできませんので、旅の目的によっては日程をよく考える必要もありそうです。

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3、ロン橋

IMG_2777.jpg夜のライトアップは見逃せない

ダナンの中心市街地とミーケービーチのある対岸をつなぐ橋もまた観光スポット。中でも人気のソンハン橋とロン橋は、夜になると現地のカップルたちがここで仲睦まじくロマンティックな時間を過ごします。写真撮影をしてくれるベトナム人もいて、その場で写真を焼いてくれます。記念にいかがでしょうか。

また、ソンハン橋とロン橋は毎夜ライトアップされ、美しいイルミネーションショーを鑑賞することができます。いずれもバクダン通りの遊歩道から見ることができますし、ソンハン橋もしくはロン橋から双方の橋を見学することもできます。

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4、バクダン通り

IMG_2674.jpg一部一方通行なのでタクシーに乗るときは方角に注意

ダナンの最大のメインストリートといえば「バクダン通り」です。ハン川にそって南北に走る道で、幅広い遊歩道は1日中観光客が絶えません。また、ダナンの特産として知られている大理石像によるアートも注目どころ。このバクダン通り沿い、もしくは並行して走っている通りはいずれも外国人向けのホテルが多く、ダナン旅行の際はこの周辺を拠点にされるのもおすすめです。

また、お洒落なカフェやバーが建つのもバクダン通りの魅力で、特に夜は現地人や外国人でにぎわうお店がたくさんあります。夜のダナンを楽しむのも、ここバクダン通りがおすすめできます。

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5、五行山(マーブルマウンテン)

IMG_2901.jpgかつては大理石が発掘できた一大産地

五行山はダナン市街地から車で15分~20分ほどホイアン方面に走ると見えてくる連山です。五行は陰陽五行説が由来していて、観光客が登山できるのはそのうちの水山となります。かつては大理石が発掘できた山で、別名はマーブルマウンテン。現在でも大理石像のお土産店が山の入口に軒を連ねています。ちなみに大理石は質量があるので、手のひらサイズでも重いです。お土産に買うのであれば、登山後にしましょう。

登山の道のりは短く、また急こう配なものの道は整備されているので、女性でもヒールでなければ十分歩けます。ただし、道中洞窟を歩いたりする際は非常に滑りやすいので、サンダルは危険ですし、重い荷物を持って上るのは困難な場所もあります。

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6、ハン市場

IMG_2955.JPG出入口は裏表2つある

ダナン市街地には観光客が行ける市場2つあり、それぞれ「コン市場」と「ハン市場」といいます。その中でおすすめはハン市場の方。コン市場はちょっとローカル要素が強く、また、食堂屋台なども衛生面がかなり心配なので、時間がよほどある人のみ行くのがいいでしょう。ハン市場はバクダン通り沿いに建つ屋内市場で、午前中は路上にまでお店がはみでています。

中はお土産エリア、調味料や乾物エリア、生鮮エリアがあり、2階は服飾エリアとなります。立地柄外国人観光客の姿が多く、商品を買う際はぼったくられないように値段交渉も必要です。ここでおすすめのお土産は乾物と雑貨。雑貨はチープ雑貨から服飾雑貨、大理石像まであります。

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7、ダナン博物館

DSCN9023.jpg中心市街地にあるため歩いて行ける

ベトナム戦争を含む近代史とダナン市の発展、そして少数民族の生活様式について写真や模型、実物などを展示した博物館です。ベトナム国内の博物館の大部分はベトナム戦争とホーチミン革命家にちなんだものが多く、お腹いっぱいという人にはこちらがおすすめです。

特に少数民族コーナーは貴重な写真や彼らが使っていた農具などが展示されています。一般的にベトナム人と呼ばれる民族はキン族で、全体の9割近くを占めているのに対し、残りの1割ちょっとは53の少数民族で構成されています。

8、チャム彫刻博物館

DSCN2403.jpgチャムとは少数民族のチャム族で、チャンパ王国の子孫といわれている

チャム彫刻博物館は、チャンパ王国の遺産を展示している博物館です。ガイドブックでは「ミーソン遺跡に行く前に立ち寄るのがおすすめ」と紹介されていることが多く、事実ミーソン遺跡で発掘されたものもここに展示されています。

チャンパ王国は中部から中南部にかけて勢力を伸ばした海洋国家でした。信仰宗教はヒンドゥー教シヴァ派。シヴァ神にパールバティー、ガルーダやガネーシャといった神話でおなじみの石像もいくつも見受けられます。

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9、ダナン大聖堂

DSCN9102.jpg別名は鶏教会

市街地の真ん中にあるダナン大聖堂。由緒あるカトリック教会で、敷地内には幼児が聖歌を練習する教室も併設されています。ミサの時間になると、牧師が楽譜を配ってくれて、観光客も受け取ることができます。仏教寺院とはまた異なった重い雰囲気があり、仏教・新道を重んじる日本人にはあまりなじみのない体験をすることができます。

10、ノンヌォックビーチ

DSCN9052.jpgどこまでも広がる手つかずの砂浜

ノンヌオックビーチは五行山の目前に広がるビーチエリア。まだガイドブックなどでは片隅に紹介される程度で、外国人に知られた海水浴場ではありません。しかし、近年はミーケービーチのにぎわいに伴い、ここノンヌオックビーチも徐々に認知されてきました。

もし多くの海水浴客でにぎわうビーチがいいならミーケービーチを、逆にプライベートビーチ感覚で海を独り占めしたいのであれば、ここがいいでしょう。ただし、周辺は建設途中のホテルは並ぶものの、宿泊施設が完備されるにはまだあと数年は必要となるでしょう。

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海水浴もエンタメも双方楽しむ

中部旅行に来てダナンだけしか行かないという人はあまりいないかと思いますが、上記紹介した中でもミーケービーチやバクダン通りは必見ですし、半日から1日時間があるならばバナヒルズもおすすめできます。ホイアンやフエに行く前後に立ち寄ってみてください。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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