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ニャチャンの夜の楽しみ方

ニャチャンはベトナム中南部に位置する一大ビーチリゾート地。年間100万人を超す観光客が訪れるベトナムきってのリゾートエリアです。近年は日本人観光客の姿もよく見かけるようになり、ハノイやホーチミン以外でもベトナム自体の知名度が上がってきた証拠でもあるのかなと思います。今回は、そのニャチャンの夜をどのようにして楽しむかに焦点を当ててみました。日中観光を終えてホテルに戻ったら早々に寝る準備をしてしまうのは、いささかもったいないですね。それでは、ニャチャンの夜の楽しみ方をご紹介したいと思います。

雑貨ショップ巡り

IMG_7785.jpg欧米人客がほとんどだ

雑貨ショップ巡りに向いているのは、東西を走るレタントン通りより南方です。海沿いのチャンフー通りよりも、一本市街地に入ったエリアに雑貨店が密集しています。日中はじりじりと焦がすような太陽の下買い物しなければなりませんので、ゆっくりと品定めしたい方は夜がおすすめです。ホーチミンのドンコイエリアやハノイのニャートー通りのようなお洒落なお店や冷房の効いたところはありませんが、ベトナムらしい雑多な小規模雑貨店が多くあります。ノンラー、サンダル、ベトナムTシャツ、マグネット、陶磁器、小物、アクセサリーなどをお土産に買っていきましょう。

ナイトマーケットも欠かせない

IMG_8790.jpgナイトマーケットはビーチの向かいでやる

ベトナムらしい時間をおくるならナイトマーケットがいいでしょう。観光エリア中心にありますし、周辺は観光用の電気自動車や砂浜、夜の海が広がっています。ナイトマーケットは100メートルほどの道にお店が隙間なく並んでいます。雑貨店はもちろん食堂エリアも幅広く設けられているので、ここで食事をとるのもいいでしょう。雑貨店では貝殻を使ったアクセサリーは、ビーチ土産らしくていいのでは。また水着店もあります。少数民族衣装生地を使った服飾雑貨も希少価値があっていいでしょう。ニャチャンには現在も少数民族のチャム族が暮らしていて、定期的に彼らは山をおりて、自分たちの手工芸品をベトナム人に卸しているそうです。

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シーフード屋台も捨てがたい

IMG_8885.jpgどうしても気になる深夜食堂

道を歩いていると見かけるのが深夜の屋台食堂。お店という格好はありませんが、屋台のまわりにはご覧のようなプラスティックのテーブルイスが並べられていて、ここに腰かけて食事をとることができます。ベトナム全国どこでも見られますが、ニャチャンではさすがは海の町。活きたカニ、エビ、魚、ウニ、ホタテなどが生け簀に入っています。

IMG_8888.jpg少し多めに予算をとってほしい。ベトナムだからといってすべてが安いわけではない

観光エリアには多国籍料理レストランやベトナムの名物料理店もあります。いずれも楽しんでいってほしいところですが、このような屋台飯もベトナム旅行らしい時間をおくれるはずです。この手の屋台はだいたいが夜営業となっているので、昼間はレストランで食事をとり、夜はラフな格好で屋台でシーフードを頬張るのがいいでしょう。こちらはすべて量り売りとなっていますので、好きな分量だけ指さし注文してください。屋台といえども、シーフードはそれほど安くはありません。

お酒に酔いしれる

IMG_8134.jpg夜は大人の時間。心行くまで楽しもう

せっかくの異国の夜。アルコールに酔うのもいいでしょう。ニャチャンでお酒を飲めるおすすめの場所といえば、カフェレストランかバーとなります。特におすすめはバー。おすすめのシーサイドバーが2つほどあります。いずれも高級店なので、現地人はほとんど来なく、専ら客は外国人です。

IMG_8136.jpg多国籍レストランは主にロシア人が経営している

まず前者のレストランでお酒を飲むのであれば、カフェレストランに向かいましょう。屋内席とオープン席双方用意している店が多いです。また注意点は値段。ニャチャンはベトナム最大のビーチリゾートエリア。いずれもそれほど安くはありません。また、店によって値段に差があるのも注意点です。例えばA店は一杯9万ドン、でもB店は一杯3万ドンと3倍もの値段の差があることも少なくありません。相場としてはカクテルは4万~10万ドン、ビールは2万~4万ドンです。

憧れのシーサイドバー

IMG_7861.jpgプールサイドもセレブ気分を味わえていい

チャンフー通り沿いには旅行客に有名なバーが2つあり、それぞれ「セイリングクラブ」と「ルイジアナ」という店です。前者はシーサイドバーの先駆け的存在であり、料理にも定評があります。後者はプールサイドでも食事がとれるほか、自前でビールを製造している特徴があります。
いずれも予算は変わりません。セイリングクラブの方がカップル向けで、ルイジアナは複数名でわいわいと楽しむのもいいでしょう。この両者は同じ道沿いで、なおかつ徒歩圏内なので、両方寄ってみるのもおすすめです。

IMG_7857.jpg潮風で料理が飛ばされないように

シーサイドバーでは、砂浜にテーブルチェアを置いて、そこで料理やお酒に浸ることができます。いずれのお店もロマンティックな演出をしているので、恋人夫婦にとっては素敵な思い出ができるはずです。また、ルイジアナではポップスの生演奏も毎晩あります。俗世から離れたリゾートな時間を体験することができるでしょう。

IMG_9442.jpgセイリングクラブ入口正面のカップル席

セイリングクラブは最初に入場料を支払います。これにはワンドリンクがついています。席はセミプライベートのカップル席や雨が降っても大丈夫な屋内席、そしてシーサイド席です。ルイジアナも似たような配置ですが、カップルシートはなく、その代わりにプールサイドシートがあると思ってください。

<DATA>

名称:セイリングクラブ
住所:72-74 Tran Phu St. Nha Trang
営業時間:7:00~23:00

名称:ルイジアナ・ブリューハウス
住所:29 Tran Phu St. Nha Trang
営業時間:7:00~翌1:00

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思い描いていた夜の時間を

IMG_7791.jpgニャチャンの夜を歩く

ニャチャンの夜を紹介しました。どのような過ごし方が理想なのかは人それぞれですね。ただし、せっかくビーチリゾートに来たのだから、シーフードにシーサイドバーはマストで押さえておいてほしいところです。ベトナムのお店はだいたいが23時閉店。一部は翌1時~2時までやっていますが、バーであっても案外早く閉店することは覚えておくといいでしょう。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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