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ベンタイン市場から徒歩1分の隠れ家カフェ「カフェ・アン」

今回紹介する「カフェ・アン」は、オープン以来在住外国人に愛されるアットホームカフェ。最近はネットの口コミなどで、徐々に日本人旅行者にも認知されてきましたが、まだまだ見かけるのは欧米人がほとんど。旅行者にとっては、隠れ家的カフェとして押さえておきたいところです。また、雰囲気もさることながら、カフェらしいコーヒーのこだわりが感じられるのも人気の秘密。今回は、カフェ・アンの魅力をご紹介したいと思います。

ベンタイン市場から徒歩1分

IMG_0486.jpg店頭には看板が出ているが、正直分かりづらい

カフェのある場所は、ベンタイン市場裏を通るレタントン通り沿い。市場の裏手から徒歩数十秒ですが、古めかしい建物を入るため、旅行者はちょっと分かりづらいです。一応建物の外には看板があるほか、お店の人が立っている場合もありますが、それでも通り過ぎてしまう可能性もあります。住所を頼りにベトナム人に訊いてみるのもいいでしょう。

IMG_0487.jpg建物入口。若干怪しくて入りづらい

建物を入ると、人二人がやっとすれ違えるくらいの幅狭い通路があります。壁にはコーヒーのイラストがあるので、それらしいですが、旅行者にとっては若干躊躇いがある建物ですね。

しかし、この通路の奥にある階段を上がった先に、キュートなお洒落カフェが待ち構えています。

IMG_0490.jpgカフェ・アンの入口

階段を上がると、小ぢんまりとした扉が。上には看板で「Anh」の文字が。こちらが当カフェの入口となります。余談ですが、ベトナム語は現在では珍しく、筆記体がデフォルトで使われている国です。最近はアメリカもイギリスも筆記体で表記することはめっきりなくなりましたね。
日本人からしたら、読みにくいことこの上ないです。

ソファ席完備のキュートなカフェ

IMG_0496.jpg間取りは1K+テラス席といったところか

内装は落ち着いた雰囲気の中、ところどころにキュートな装飾が施されています。脚の低い木造テーブルにアームチェア、そしてどっかりと腰を下ろしたくなるソファ席も完備。ベトナム人の間では、ソファ席の有無がカフェチョイスの重要な要素らしいです。

とはいっても、こちらのカフェでは立地柄か、ベトナム人よりも外国人客が目立ちます。特に欧米人はどうやって見つけてきたのか、いつ来ても一組はいます。

IMG_0493.jpgソファ席は早い者勝ち

観光に疲れたら、こちらに立ち寄ってソファ席でゆっくりと午後の計画を練ってみてはいかがでしょうか。ガイドブックを広げて、場所がわからなければ、スタッフに質問をしてください。流暢な英語を話すスタッフが笑顔で対応してくれるはずです。

IMG_0506.jpgガイドブックにも紹介されていない穴場スポット

壁にかけられている写真は、西洋を感じさせるものから、フランス統治時代のベトナムまでさまざま。モノクロが雰囲気を醸し出しています。

テラス席で憩いのひと時を

IMG_0497.jpgベンタイン市場はホーチミン観光の象徴でもある

テラス席は冷房はありませんが、ベンタイン市場を背後から見渡すことができる絶景。ベンタイン市場周辺を行き交う商人や旅行客の雑踏を見下ろすことができます。ホーチミンでは最近、カフェ・アンのような古い建物の中にカフェを運営するのがプチブーム。隠れ家的カフェはベトナム人も大好き。カフェ・アンはそんなブームが訪れる前から営業していた先駆け的カフェと言えます。

焙煎にこだわりがあるから他とは違う

IMG_0513.jpg丁寧にコーヒーを煎れるスタッフ

カフェ・アンではコンデンスミルクたっぷりのベトナミーズコーヒーをはじめ、イタリアンコーヒーもおすすめ。焙煎からこだわる抽出方法を用いているので、同じコーヒー豆を使っても他よりもおいしい味を作ることができるそうです。

カフェ・アンでは、そのほかにもスムージーや果汁100%のフレッシュジュースも用意。また、昼時には軽食も食べることができます。

IMG_0515.jpgちょっぴりビターの効いたミラノコーヒー

カフェ・アンではちょっとしたこだわりがうかがえます。味もさることながら、コップもその一つ。注文した飲み物によってコップの形状が大きく変わるので、思わず写メしたくなるキュートなコップにも出会えるかも。

IMG_0516.jpg甘さを追求したチョコ・モカ

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名称:カフェ・アン(Cafe Anh)
住所:2F 194 Le Thanh Ton St,Dist.1
電話番号:08-3521-0004

[local, 450]

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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