ホーチミン1区の観光エリアをご紹介

ホーチミンの1区は名実ともに旅行の中心エリアで、ベトナム国内で最も発展した都市となります。ガイドブックに掲載されている観光スポットの8割は1区といっても過言ではないほど、名所がひしめきあっています。1区だけを見ればそれほどの規模ではないにしろ、初めてホーチミンに来た観光客は右も左もわからないのも事実。そこで、今回はより有意義な滞在をおくるために、1区内の主要観光エリアをご紹介したいと思います。

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最重要エリアは「ドンコイエリア」

IMG_3993.jpgホーチミンの銀座とも名高い

観光の目抜き通りであるドンコイ通りは、市民劇場からサイゴン川に向かって東西に走る道。通り沿いには日本人御用達の高級ホテルやブティック、雑貨店、スパ&マッサージ、レストラン、カフェなどが軒を連ねています。ノンラーを被ってアオザイを着た店員がベトナムらしさを演出してくれて、来る人のベトナム旅行気分を盛り立ててくれます。

IMG_7635.jpg市民劇場は観光の拠点に

このドンコイ通りから派生する周辺の道には、「グエンフエ通り」、「ドンユー通り」、「マックチブオイ通り」、「トンタッティエップ通り」、「ゴードゥッケー通り」などがあり、この周辺界隈を「ドンコイエリア」と称しています。

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名所が揃う、「教会周辺」

IMG_3741.jpg聖母マリア教会

市民劇場を雑貨通りとは逆方向へ歩くと、ほどなくして見えてくるのが聖母マリア教会。この周辺は「コンサーパリス通り」という通りが教会回りを走ってます。教会の隣には中央郵便局、4月30日公園を挟んだ向こうには統一会堂、教会裏手にはダイヤモンドプラザがあり、いずれも徒歩圏内です。

IMG_9915.jpg現地人の憩いの遊び場、4月30日公園

ガイドブックに紹介されるホーチミン観光の王道ルートにも組み込まれているここは、基本1区内であれば徒歩圏内で訪れることができます。しかし、地理が把握できていないと、道に迷う心配もありますね。旅行会社が催行している市内観光は、先に挙げた周辺スポットのほか、戦争証跡博物館、ベンタイン市場へ訪れるルートが定番となっています。1区の鉄板スポットでもあるので、もしマップを片手に歩くわずらわしさが嫌だという人は、最初からツアーで回るのがいいでしょう。ちなみに、半日で回ることができます。

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地元の香りも感じる「ベンタイン市場周辺エリア」

DSCN5768.jpg古い歴史を持つベンタイン市場

ホーチミンの象徴ともいえるベンタイン市場。ひとたび中に入れば、雑貨天国と呼ばれる所以が理解できるでしょう。飛び交う売り子に捕まらないよう、そして値段交渉に負けないよう満を持して挑んでください。このベンタイン市場周辺は毎夜ナイトマーケットが開催されます。一度は訪れておきましょう。また、この界隈は現地人と外国人が入り混じるローカル漂う雰囲気が漂い、南国らしさを感じることができます。

IMG_3994.jpgお洒落な店が近年増えてきたレロイ通り

ベンタイン市場の周辺には地元民が足しげく通うローカル食堂も多々あります。ガイドブックに掲載しきれていないお店が多数点在しているので、自分好みの雰囲気の店があったら、とりあえず入って一品注文してください。それがホーチミン旅行におけるグルメ旅の基礎です。また、食以外ではレロイ通りにはいくつものお土産雑貨店が並んでいるほか、逆方向には5つ星のニューワールドホテル、その先には若者の聖地と呼ばれるグエンチャイ通りに続いています。

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バックパッカーの聖地「ファングーラオ」

IMG_4203.jpgツアーデスクが並ぶファングーラオ

ベンタイン市場から徒歩10分ほど西へ歩くと、ファングーラオエリアに入ります。ファングーラオは別名バックパッカー街で、タイのカオサンに次ぐ規模。安宿、ツアーデスク、レンタルバイク、格安マッサージ、個人商店、雑貨店、レストランなどがひしめきあい、スパイシーなベトナムの熱気を感じ取ることができます。このエリアは「ファングーラオ通り」、「デタム通り」、「ブイビエン通り」といった大通りで構成されていて、バックパッカーの間ではデタム通りがなぜか知名度が高いですが、一番の大通りはブイビエン通りとなります。

IMG_1551.jpg夜のブイビエン通り

ファングーラオエリアは夜が盛んです。大勢のベトナム人と外国人が集まり、路上でビールを飲みかわす光景はまさにカオス。少なくとも日本では絶対に体験できない時間を満喫することができます。ただし、タイのカオサン、インドのサダルなどと同様で、ひったくりや賭博トラブルなどには注意が必要です。油断していると、バックポケットにしまっておいた財布をすられることもあります。

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日本人町だけじゃない、「レタントン周辺」

IMG_6702.jpgヘムと呼ばれる路地裏にある日本食堂

レタントン通りは、トンドゥックタン通りからベンタイン市場の裏まで続く長い大通り。トンドゥックタン通り周辺には日本人町が構成されていて、路地裏に入るとレストランやバー、カフェ、マッサージなど日本語の看板が並びます。その日本人町は市民劇場のあるドンコイエリアから徒歩10分程度で行くことができます。日本人町につながるタイヴァンルン通りには星つきのホテルも並んでいて、こちらはビジネス出張者がよく利用するようです。

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IMG_7508.jpgこの通りもしっかりと把握しておきたい

レタントン通りと並行して走るリートゥーチョン通りは、これまで紹介した主要目抜き通りと比べると影を潜ますが、旅行者はこちらもしっかりと知っておきたい道です。この通り沿いにはミニホテルから中級ホテル、日本食レストラン、スパマッサージ、雑貨店などが並んでいます。

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旅行者と現地人が共存する「パスター」

IMG_2592.jpg緑豊かなのどかさが魅力

パスター通りは南北に通る道。1区南方から北に進み、やがて3区に入ります。端から端まで歩くと1時間以上かかってしまうので、要所のみ散策するようにしましょう。パスター通りは4月30日公園より南方は雑貨店とオーダーメイド店がいくつか並んでいて、日本人観光客の要所のエリアとなります。人気レストランもあるため、散策にはちょうどいいでしょう。

IMG_5978.jpgオーダーメイド専門店が並ぶ。日本語対応の店がほとんど

4月30日公園より北上すると、徐々にローカルエリアに突入。やがて住所は3区となります。ガイドブックではいくつかこの通り沿いの老舗食堂が紹介されていたりもします。あてもなく歩くとかなり大変なので、事前に行きたい店をピックアップしておきましょう。また、通りから一本小道に入ったりすると、現地人の知る人ぞ知るお洒落カフェなどに巡り会うこともでき散策しがいがあります。

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1区の主要エリアはすべて網羅したい

できれば今回紹介したエリアは、滞在時間が短い旅行者でも初めてであれば一度は訪問したいところです。全日程オプショナルツアーを組み込む人はそれほどいないかと思いますので、余った滞在時間を上記エリアで過ごしてください。

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