液体物は特に注意!機内持ち込み禁止事情

海外旅行で注意を払いたいのが、機内に持ち込めるものに関してです。「これは大丈夫でしょ」と高をくくっていると、セキュリティチェック(保安検査)でひっかかって、検査官に没収されることもよくあります。コンビニや売店で買った飲み物程度であればいいのですが、帰国便でお土産に買った大切なベトナムアイテムまで没収されたらたまったものじゃありませんね。

そこで、今回はセキュリティチェックでひっかかってしまう、機内持ち込みが禁止の手荷物をご紹介します。ただし、ここで紹介するのは、あくまでも一般的事項です。厳密にいうと、各航空会社及び路線によっても異なります。

基本は2通り

海外に持ち出しができないものは、原則は2パターンだということを覚えておきましょう。

1、危険物

2、液体物

危険物は問答無用で没収されますし、一度没収されたものは破棄されますので返ってきません。

液体物に関しては、制限事項を守れば、持ち込みが可能となります。

1、危険物は禁止

IMG_2995.jpg火薬類は禁止と覚えておこう

機内持ち込みで禁止のものは、受託手荷物のものも多く、つまり国外に持ち出すことは困難と覚えておきましょう。特に受託手荷物で預けてしまった場合は、空港内放送で呼び出されて、荷物を開けてチェック&没収されます。段ボールに詰めている場合はガムテープも剥がさなければなりませんので時間もかかります。そのせいでフライトが遅れたら、搭乗者全員に迷惑がかかりますので、絶対に禁止物は持っていかないようにしてください。

禁止物

1、ガス(ガスボンベ、スプレー缶、引火性を伴うものなど)

2、可燃性物質(炭、ライター、オイル、マッチなど)

3、火薬類(クラッカー、花火、弾薬など)

4、毒物(殺虫剤、農薬、毒性のものなど)

5、腐食性液体(液体バッテリー、水銀、リチウムイオンなど)

6、危険物(麻薬、銃火器、ハサミなど刃があるもの)

バッテリーは本体に装着されていれ機内に持ち込むことができます。ただし、160Wh以下です。しかし、2016年初頭に国際民間航空機関がリチウムイオン電池の海外輸送を禁止したことも覚えておいてください。現在のところ各航空会社は対応がまちまちなので、できれば予備バッテリーは預入しないのがおすすめです。また、銃火器には、たとえばBB弾を放つおもちゃの銃であっても没収の対象となります。よく欧米人が成田空港で没収されているのを見かけます。

2、液体物制限

IMG_4352.jpg最も旅行者がひっかかるのが液体物

海外旅行者がひっかかりやすい手荷物制限が液体物です。液体物は、水状のものはすべて液体とみなされます。例えば、シャンプー、ジェル、ワックス、クリーム、オイルなども液体物となります。

液体物制限

1、ボトル100ml以下

2、ジッパーなどとめることができ、なおかつ中が透けて見える透明の袋に入れる

1~2を守ることができる液体物に関しては、持ち込みが可能です。旅行者がベトナム旅行で引っかかりやすいのは、ココナッツオイルや南国の香りのシャンプーといったベトナム土産です。100mlはかなり小さなボトルとなります。

また、注意してほしいのは、「大きなボトルで100ml以内は没収される可能性がかなり高い」ということです。例えば、250mlの容器に入った液体シャンプーを、現地で使って残り90mlまで減ったところで機内へ持ち込もうとすると、高確率で没収されます。なぜなら、その場で本当にそのシャンプーが100ml以下なのかが判断できないからです。

液体物の賢い持ち込み方

IMG_4407.jpg女性は美容品に注意

液体物を持ち込むさいに、セキュリティーチェックに引っかからない方法は2つ。

1つは容器に100ml以下である印字がされていること。
2つ目は、仮に300mlのシャンプーを持ち込みたい場合は、100mlの透明ボトル3つに分けましょう。

トラベルグッズを売る売店では基本100ml以下のボトル容器が売っていますので、いくつか手に入れておくといいでしょう。

まとめ

危険物はバッテリーが引っかかりやすいですが、航空会社や路線、その時々によって対応が異なりますし、受託手荷物の場合はX線にひっかからずにスルーされる可能性もあります。旅行が決まったら、自身が利用する航空会社のHPをチェックするといいでしょう。

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